ごまブロ~中2娘@起立性調節障害~

起立性調節障害になってしまった中2娘とのライフログ

修学旅行、行かれなかった

起立性調節障害を発症してから1年3ヵ月経過の小6の娘ちゃん。

修学旅行に行くつもりではいたけれど、日が近付くにつれ不安な気持ちになっていた。
先週は運動会もあり、イベント続き。
朝起きなければならないプレッシャーが重くのしかかる。

修学旅行の話し合いや班決めもほとんど参加しておらず、実感もわかない様子。
行く予定の2日前に「行くの不安になってきた」と、楽しみではない顔をしていた。
この週は学校も午後行ったり休んだり、と体調が良くない。
毎日そんな感じなのに、朝早くから~次の日までフル活動の修学旅行は不安しかなかったんだろう。

修学旅行の前日。
学校に行ったら先生に不安に感じていることを話してきてごらん?と言った。
普段こういうことをわたしから提案しても「タイミングがなかった」と言って聞きそびれることがある。
過保護だけど、朝学校に電話をした時に(毎朝、通常の時間に行かれないので何時に登校するかを連絡している)担任の先生に代わってもらい事情を話した。
すると、その日はたくさん話す時間を作っていただけたようで不安もなくなったって!

帰宅してすぐ「修学旅行、行くよ」って。
じゃあ持ち物チェックしないとね!と、ざっくりカバンに詰めていたものをもう一度確認して、本人も楽しそうに準備。
早めにお風呂にも入り、準備万端!
当日は5時55分集合。
明日は4時40分に起きることにして、いつもより早く寝た(寝れていなかったけど…)。

当日の朝。5時40分に家を出る予定。
4時40分に娘の部屋をのぞきに行くと、横向きの姿勢から上体を頑張って起こそうとしているところだった。
そのまま起きるのか?と思いきやまたパタリと頭を枕につけてしまう。
いつも以上に辛いと思うので、声をかけて起き上がるまで見守っていたけれど時間がかかりそうだった。
わたしが見ているのがイヤだと言うので、一旦離れる。
ベッドでパンを食べると言っていたので、置いておいた。
また来るから、それまでに食べていてねと伝えて。
5時10分、もう食べ終わっているかと思い見に行くと、なんとまだ起きていない!
時間を伝えて、頑張って上体を起こすように言って、なんとか座りパンを食べ始める。
その後着替え。これも一苦労。
このあと、女子はまだ色々と鏡を見る時間もある。
間に合うのか冷や冷や。
体調は悪くなってきている。
40分は無理そうなので45分に出ることにする。
もしも休む場合は、50分までに学校に電話をすることになっていた。

43分、あとは靴を履くだけの時。
床に突っ伏して泣き始めてしまった。
動悸と吐き気と怠さで不安だと言って…。
とりあえず最初はバスに乗ってるだけだから、と心の中で思ったけど口には出さなかった。
その代わり「どうする?行く?行かない?」
答えられない娘。
「とりあえず靴履いて、車に乗ろう!それから考えよう!」と荷物を持って車に乗る。
あと3分で50分。学校に連絡する時間が迫っていた。
「どうする?このまま行く?」と聞いたら
『無理、行けない』と娘、決断。大急ぎで学校に電話をする。

引き返し、家に戻ると娘は自分の部屋で泣き崩れていた。
行きたかったのに行かれなかった悔しさ、みんなに申し訳ないと言う気持ち。
思い切り抱きしめて、今度(修学旅行先に)一緒に行こうねと約束した。
あと、申し訳ないって思うことは全然ないんだよと。
先生方、もしくは親のわたしに対して期待に沿えずに申し訳ないなんて思っているのは違うよと。
体調が悪いのを我慢して辛い思いをしながらの旅行なんて、楽しめるわけないもん。
もしも行かない決断が出来ず、そのまま行ってしまっていたら苦しい思い出しかなかったかも知れない。

それよりも、自分で決められたことを褒めてあげたいと思う。

それにしても子どもが辛そうにしている姿を見ると、胸が締め付けられる思いがする。



娘は、朝ひと泣きしてからは一回も泣かなかったそうだ。
気持ちを切り替えないとやってられないと自分で思ったんだって。
だけど、みんな今頃何してるかなぁ?と気になっていて、しおりを見ては「今〇〇だね」と言っていた。

わたしは普段通り会社へ行く。
昼休みに電話をして話したら、まだ体調はあまり良くないと言っていた。
帰りに美味しいもの買って帰るね!ケーキがいい?と聞いたら大喜び。
「え、いいの?」なんて言ってる。
夜、どこかに出かけられたら良かったけれど、それは難しいのでケーキで許してねという気持ち。
その代わり次の日は思い切り出かけて楽しんでくるぞーっ。